新任教職員紹介

安全な手術環境を提供する麻酔科 垣花学 麻酔科長

 平成26年5月1日付で琉球大学医学部附属病院麻酔科の教授に就任いたしました。私は平成3年に琉球大学医学 部医学科を卒業し、のべ2年間の米国留学と21年間の麻酔科医としての臨床を過ごさせていただきました。これまで琉球大学医学部附属病院、沖縄赤十字病院そして沖縄県立宮古病院で麻酔科医として勤務し、およそ1万例 の麻酔科管理に携わりました。琉球大学医学部附属病院麻酔科には、13名の麻酔専門医と2名の集中治療専門医、3名のペインクリニック認定医がおり、それぞれの専門的診療を行っており、全国的にもレベルの高い医療を提供しております。

 われわれ麻酔科医の使命は、手術を受けられる患者様に、安全な手術環境を提供することを第一としておりま す。最近の手術技術の進歩には目覚ましいものがあります。特に最先端の医療を提供する琉球大学医学部附属病院では、他の病院では実施できない手術手技を患者様に提供しますが、同時に他の病院で全身管理をすることが難しい状態の患者様に医療を提供するという使命もあります。このような管理を成功させるには、麻酔科医の役割は大きく、麻酔科医と外科系医師が協力することで安全な手術を提供しています。これからも、琉球大学医学部附属病院の麻酔科は患者様の安全を第一に診療に従事していく所存です。何かお困りのことがあれば、遠慮なく麻酔科外来にお越しください。

放射線部の一員として思うこと 青山信和 放射線部 診療放射線技師長

 前任の與儀正技師長から襷を受け取り、4月より琉球大学医学部附属病院放射線部の5代目技師長として赴任いたしました。創設以来脈々と受け継がれている良き伝統は継承しつつ、時代の変革に取り残されることなく柔軟に対応し、後世に襷を渡す役目を任されましたことは、身の引き締まる思いです。

 私は兵庫医科大学病院に19年間、神戸大学医学部附属病院に8年間勤務してまいりました。琉大病院で3つ目 の大学病院勤務となります。この経験を生かして、それぞれの長所を琉大風にアレンジし、スタッフみんなでの協議の上で取り入れていければと考えています。

 われわれ診療放射線技師が、レントゲン技師やX線技師と呼ばれていた時代から比べますと業務内容も多岐に渡り、より専門的な知識と技術が要求されるようになってきています。そのニーズに答えることのできる人材の育成も、放射線部の大事な役割のひとつです。また、放射線部では医師・技師・看護師・事務員と他職種が一緒 に業務をしています。これらスタッフ間のチームワークの良さも、患者様が安心して検査や治療を受けていただ くための大事な要素となります。幸い琉大病院での印象はとても良く感じました。しかしそれに甘んじることなく、みんなが幸せに働いていける環境作りに尽力していく所存ですので、今後ともよろしくお願いいたします。