琉大病院HOTLINE
| HOME| INDEX |
| 1page | 2page | 3page | 4page | 5page |6page |外来診療日割表 | 8page |
特集コーナー
第1内科教授感染対策室長 藤田 次郎先生

 沖縄県においては、すでに50000人以上(人口の約4%以上)の人々が新型インフルエンザに感染したと考えられています。うち入院した方々は約250名、人工呼吸管理がなされたのが、約10名、死亡者は2名(死亡率0.004%)です(2009年9月末時点での集計)。この死亡率は他国(1%前後)と比較するときわめて低く、いかに沖縄県の医療が充実しているかを示すものです。
 インフルエンザが重症化する要因は、肺炎(特に細菌性肺炎)の合併ですので、特に基礎疾患を有する場合には、インフルエンザを早期に診断し、治療するとともに、細菌性肺炎の発症予防に対処することが重要です。
 沖縄県ではいったん収まりかけた流行が、再度、増加する傾向を示していますので、マスクの着用、手洗いの励行をお願いします。また新型インフルエンザに対するワクチン接種もスタートしますので、主治医にお問い合わせ願います。

2009年の沖縄県におけるインフルエンザの発生動向(週)
| HOME| INDEX |
| 1page | 2page | 3page | 4page | 5page |6page |外来診療日割表 | 8page |