琉大病院HOTLINE
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診療科目の紹介
安里 義秀先生

 当院小児科は年間入院数847人、外来数10,109人(平成19年実績。のべ)と県内の他の公的病院と比べ患者数は少ないのですが、他病院で治療が困難な骨髄移植症例や新生児の体外式膜型人工肺適応症例、先天代謝異常症例など中心に治療管理しています。その他、膠原病・腎疾患、神経筋疾患、科長の太田教授が指導する内分泌・生活習慣病の子供たちも数多く治療しています。
 研究面では近年提唱されたバーカー仮説(人間は胎児期の栄養状態により、生活習慣病に影響するようなプログラムが起こってしまう)をもとに、早産児や低出生体重児の栄養法や新生児期の成長曲線の見直しを行っています。その効果として未熟児の網膜症の発生率の減少を得ることができています。ひいては糖尿病や高血圧等の生活習慣病の危険因子を減らせるように研究を継続しています。
 小児科は、未来を担う子ども達の体と心を育み、守るための診療科です。そのため、多種の専門領域を守備範囲においているのは内科と同様ですが、小児科の場合、未熟児・周産期医療を含むことと、専門領域に偏らない総合的な医療を行う中で専門領域の医学・医療にも関係するという特徴があります。小児科スタッフ小児医療の行く先には、単に臓器の検査値の改善だけではなく、何よりも子ども達の笑顔が待っています。子ども達の笑顔を絶やさないために、また取り戻すために小児科医を始め看護スタッフやその他の病院スタッフが日々健闘しています。
 ただ、子ども達に笑顔を取り戻してもらうためには医療スタッフよりもご家族やその周りの方々の笑顔がとても重要です。お母さん、お父さん、病気のために心配でしょうが笑顔を忘れずに。

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