平成20年12月21日(日)、琉球大学医学部附属病院(沖縄県エイズ治療中核拠点病院)主催により、那覇市のおもろまちにある沖縄県立博物館・美術館にて「第2回 琉大病院市民公開講座」を実施した。第2回目となる今回は、「あなたにも知ってほしい沖縄のエイズのこと」をタイトルに寸劇や朗読を交えた多様なものとなり、200名以上の観衆が会場を埋め尽くした。
講演は3部構成で行われ、講演1では仲村秀太医師(第一内科)から「HIV感染症の基礎講義」として、沖縄県を取り巻くエイズの状況報告や最新の治療法などの紹介があった。引き続き、講演2では、「HIVと共に生きること」というテーマの元、タレントの津波信一さんを始めとして4人の読み手によりHIV陽性者の方々の手記が朗読され、会場の共感をよんだ。最後となる講演3では、「HIV医療チームによるサポートの実際」として、医師、看護師、薬剤師,カウンセラー,ソーシャルワーカーがそれぞれの立場から模擬HIV陽性者を励まし、温かく見守って行く様子をドラマ仕立てでわかりやすく演じ、その熱演に対して会場は大きな拍手につつまれた。
なお、琉球大学医学部附属病院は、市民公開講座を年4回予定しており、第3回目は、平成21年1月25日(日)に「総合的な緩和ケアを目指して」と題し、同所にて実施した。
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