現在、安全で質の高い小児医療、その担い手としての“優れた小児科医”の育成が国民全体から要望されています。そのため日本小児科学会では小児科医のレベルを高め、信頼できる医師を養成するために専門医制度を運営しています。その資格を取得するには、日本小児科学会が認定する病院において規定の年数の研修を行い、28分野にわたる症例の研修報告と専門医試験(筆記試験と面接)に合格する必要があります。専門医資格はさらに5年毎に更新があり、学術集会や各種研修プログラムへの参加、論文発表、各種研究会への参加などにより規定の単位を取得する必要があり、常に研鑽を積むことを要求されています。
琉大病院小児科では医育機関として、多くの小児科専門医を養成しているのに加え、12名の小児科専門医が在籍しており、さらに小児科専門医資格取得後、血液専門医、人類遺伝学会臨床遺伝専門医、リウマチ専門医の資格を取得した医師が各1名ずつ在籍しており、小児医療の改善に日々努力しています。 |