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高齢者の病気「心筋梗塞」?(昨今の治療法など)
心筋梗塞とはどんな病気?
 

 心筋梗塞というと“高齢者の病気”だと思っている人が多いと思いますが、ここ数年県内では、30歳代の心筋梗塞患者に遭遇することがあります。
 心筋梗塞の原因は、心臓に栄養を送る血管すなわち冠動脈の中に脂の塊(プラーク)が沈着し、それが突然破裂して血の塊りが沈着し血管の中を完全に閉塞してしまうために起こる病気です。心筋梗塞は、高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病の患者さんや肥満、喫煙者などに多いと言われています。

 
心筋梗塞の昨今の治療法は?
 

 以前は心筋梗塞発症から6時間以内で、75歳以下なら血栓溶解療法と言って冠動脈の中にできた血の塊り(いわゆる血栓)を溶かす治療を行っていました。しかし、現在では風船治療(いわゆる経皮的冠動脈形成術)が主流です。また、最近では風船治療の後にステントという金属を血管の中に置いてくる治療が中心となっています。このような治療を行うようになって死亡率も低下してきましたが、突然死の原因の1つで大変怖い病気です。
 心筋梗塞の患者さんは、狭心痛といって“心筋梗塞の前ぶれの症状”(前駆症状)を自覚している方がいます。生活習慣病で治療中の方で、階段の昇り降り、坂道の歩行や重い物を持った時に4〜5分ぐらいの胸痛‘胸が締め付けられる感じや胸が熱くなる感じ’を自覚している人は、循環器内科を受診することをお勧めします。

 
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