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血液浄化療法部では主に腎臓の働きが悪くなった方の命を守るためにその体から老廃物をとりのぞく「血液透析療法」をおもな治療としています。透析を必要とする患者さまがいろいろな病気になると一般の病院では治療が難しくなり、沖縄県内の多くの病院から患者さまが治療のために紹介されてきます。その場合には、内科や外科と綿密に連絡を取りながら病気が治るまで当院にて治療を継続しています。また、沖縄県内でも有数の腎移植病院である当院では腎移植の患者さまの手術前後の管理を行い、また自己免疫疾患という特殊な病気を起こされた場合には血漿交換や免疫吸着などの特殊治療も数多く行っています。
また血液透析には、血液を体外に取り出すためにブラッドアクセスという仕組みがあり、一番有名なのがシャントと言われています。その作製も専門的に行っており、他病院からの紹介も受けています。また長期間使用したその血管を修復するための風船療法も積極的に行っています。腹膜透析も行っておりますが、初期の管理だけを行い、維持は地域の病院と連携して行っております。他の病院ではほとんど使われていない長期型バスキュラーカテーテル留置も当院では行っております。血液透析のために使用できる血管がない患者さまには透析専用のチューブを使用しますが、一般的なチューブでは長期間は使用できません。しかしこのカテーテルは数年にもわたり継続して使用することが可能で、患者さまの負担を軽減することが可能となっています。
現在血液浄化療法部のベッド数は10床であり、医師2人、看護師5人、技師2人体制で月曜日から土曜日まで、また祝祭日も業務を行っています。その他に内科、泌尿器科の医師にも協力してもらい管理をしております。平成18年の国立大学病院の透析施設では患者さまの数が4年連続で全国1位となっており、本院の中でもかなり忙しい部署のひとつとなっています。 |
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