琉大病院HOTLINE
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砂川教授とラオス国の子供達  この度、沖縄・ラオス国口唇口蓋裂患者支援センター(仲真良性会長、以下、支援センターと略)による「ラオス国における口唇裂口蓋裂患者に対する医療援助活動」が第3回沖縄平和賞を受賞する栄誉に浴しました。

支援センターの一員として活動を行ってきた者として、受賞の報に接した時は、青天の霹靂であり、ただ驚くばかりでありましたが、これらの地道な活動が評価されたことは、大きな光栄であり、関係者の皆様とともに、素直に喜びたいと思います。

 この支援センターは、琉球大学医学部附属病院歯科口腔外科と沖縄県内の歯科医師とが合い協力して、沖縄県内の歯科口腔外科疾患の診断と治療の向上に資することを目的に設立された「沖縄歯科口腔外科学研究振興会」を、東南アジア諸国、特にラオス国の口唇口蓋裂患者の支援と治療技術移転へと活動の範囲を広げてきたことから名称を変更し、ラオス国における海外医療援助活動とともに振興会活動をも行っている民間団体であります。

 私達のこの活動は、日本口唇口蓋裂協会(Japanese Cleft Palate Foundation:JCPF)のアジアにおける海外医療援助活動の一環として、平成11年、12年にベトナムでの活動に参加したことが最初であります。その後、琉球大学医学部のご理解と、同附属病院のご協力でラオス国での活動が始まりました。ラオス国では当時すでに、琉球大学医学部による「公衆衛生プロジェクト」や「セタティラート病院改善プロジェクト」が行われていたこと、さらにJCPFの調査によりラオス国での口唇口蓋裂治療が十分に行われていないことなどもあって、私達がラオス国での医療援助活動を平成13年から始めた次第です。この医療援助活動チームは、当科の新垣敬一講師を中心とする口唇口蓋裂の診断と治療に関する臨床・研究を行うグループから4〜5名、須加原麻酔科教授推薦による麻酔科医師1名、歴代の看護部長推薦の看護師2名から編成されており、さらにJCPFからコーディネーター1名が加わっていますが、附属病院長をはじめ、附属病院のご協力なしには、この活動は不可能でした。あらためて附属病院長、麻酔科長、看護部長ならびに病院職員の皆様に感謝いたします。

 このように多くの皆様方の協力と、沖縄県民の方々のご支援を得て、これらの活動が可能になったことを、この紙面をお借りしまして感謝とお礼を申し上げます。

 これからの役割を考えますと、責任の重大さを痛感しますが、多くの皆様方のご理解とご協力を得ながら、ラオス国の口唇口蓋裂患者の治療と医療環境の向上に努力して参る所存です。

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