琉大病院 HOTLINE

おおやゆうすけ
大屋祐輔
（第三内科　助教授）

高い血圧（140/90mmHg以上）が続いている状態を高血圧と呼びます。たまに血圧が上昇するだけでは、高血圧ではありません。我が国では、中年以上の男性の約50%が、同じく女性の約40%が高血圧とされており、非常に多い病気です。高血圧は、心臓や血管にダメージを与え、数年から十数年かけて、心臓病、脳卒中、腎不全などの多くの病気を引き起こします。治療は、血圧を上昇させる要因（食塩、肥満、ストレスなど）を減らすこと、また、それでも十分に血圧が下がらないときは降圧薬を飲むことです。

　ほとんどの方は、血圧が多少高くても、できれば降圧薬を飲みたくないと思われていると思います。そんな方は、まず、塩分を控えてみませんか？１日の塩分摂取を6グラム以下（調味料として加える食塩は4グラム以下）に抑えることが目標です。また、もし肥満があれば、ダイエットを行い、体重を1キログラムでも結構ですから減らしてみましょう。




	私は、毎週水曜日、外来受付で青いエプロンを着けて立っています。　数年前に退職し、不規則な生活を少しでも改善しようと“病院ボランティア”活動を始めました。活動する曜日と時間は担当の方と相談して、希望どおり午前中の３時間ということになりました。　外来受付のうち、再来の患者さんは、機械操作によって受付しますが、慣れない方は戸惑うことが多いです。他の病院のカ－ドを挿入して「受診できません」と機械に言われたり、画面表示の意味がうまく伝わらないこともあります。古い受診カ－ドをお持ちの方やカ－ドを忘れて来る方もいます。私の仕事の大半は、この再来受付機操作の説明とお手伝いです。　また、受診される科の場所やトイレ、キャッシュコーナーなどをよく尋ねられます。他には病棟や医学部のことを聞かれることもあります。本院は、外来診療の科もたくさんあって広い範囲にわたっていて、検査部門の種類も多く、急に尋ねられてもたつくこともあります。視覚障害者や歩行が不自由な方を受診する科までお連れすることもあります。受診や会計での待ち時間が長かったり、保険証の確認などのやり方に不満があって、私に苦情を言ってくる方も時々います。そのときは、ていねいに説明して、気持ちよく理解し、協力してもらうよう努めています。　自分のために始めたボランティアですが、お年寄りから「ありがとう。」とか「ご苦労様ですね。」などと言われると、立ち続けの疲れも消えてしまいます。元気なうちは、もうしばらくこの病院ボランティアを続けていくつもりです。
			ふるげん　ゆきお古堅　幸雄さん (病院ボランティア)