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暮れから年始にかけて何かと飲む機会が多いと思います。適度な飲酒は血液の循環を良くし、何となくいい気分(軽い酩酊状態)にしますが、度が過ぎると肝臓や膵臓に障害を及ぼします。
アルコ−ルは、泡盛で1合、清酒で2合くらいなら1日で代謝できます。平均的にそれ以上のお酒を毎日飲み続けると肝臓に影響が出ると言われています。アルコ−ルは肝臓の中でアルコ−ル脱水素酵素によってアセトアルデヒドに代謝され、更に分解されて、最終的には酢酸になります。このアセトアルデヒドは厄介な物質で、お酒を飲んで顔が赤くなったり、頭痛がしたりするのはこれが原因です。また、このアセトアルデヒドは肝臓に障害を与える原因になると言われています。代謝しきれない量のお酒を連日のように飲み続けると、先ず肝臓に脂肪が貯まります。さらに飲み続けると肝臓がはれ上がり、さらに進行して肝硬変になります。肝硬変になると黄疸が出たり、お腹に水が溜まったりしますが、こうなるとお酒を止めても治りません。
皆さん、くれぐれもお酒の飲み過ぎには注意してください。 |
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