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第三内科 循環器・肝臓・高血圧・神経・脳卒中
内科病棟写真 第三内科は、内科全般の診療を行っており、とくに循環器、腎臓、高血圧、神経、脳卒中を専門としています。レベルの高い専門医療を行いながら、患者さんのすべてに対応できるように努めています。
 循環器診療では、狭心症、心筋梗塞、不整脈、心筋症、心不全、肺梗塞、肺高血圧などの、心臓に関連した病気が対象です。胸の痛み、動悸、息切れ、夜間の咳などがある方は、ご相談下さい。心臓病の救急医療にも積極的に取り組んでいます。高血圧を放置すると、脳卒中、狭心症、心筋梗塞、心不全、腎不全などがおこります。自覚症状がないため、ついつい放置しがちですが、重い病気が起こってからでは手遅れです。人間ドックや健康診断などで高血圧を指摘された方はぜひご相談下さい。
 当科では、腎炎、腎不全、ネフローゼ症候群、透析医療、透析合併症などのさまざまな腎臓病の診断を行っています。腎臓病は、蛋白尿、尿潜血、高血圧などで発見されることが多いので、それらの異常を指摘された方はご相談下さい。神経疾患は、筋肉、末梢神経、大脳、小脳、脊髄におこる病気で、脱力、しびれ、痛み、ふるえ、頭痛、めまい、歩けない、手が動かない、忘れっぽいなど、さまざまな症状が関係します。このような症状でお悩みの方はご相談下さい。また、脳卒中は、急性期に的確な治療を行うことで後遺症を減らすことができます。当科では脳卒中急性期の診療にも積極的に取り組んでいます。昨年より、第二外科と協同で末梢動脈がつまる病気に対して、血管新生治療を始めました。この治療は、骨髄由来単核球細胞を血流が低下した手や足の筋肉に注射して新しく血管を作り出して症状を改善させるものです。まだ試験的な段階ですが、将来の有望な治療と考えられています。以上のように、私ども第三内科では、病気についての相談、病棟や外来での日常診療、高度先進医療開発まで、真摯に取り組んでいます。第三内科の診療への、ご質問、ご意見、ご要望など、お気軽にお寄せ下さい。(第三内科)
脳腫瘍、くも膜下出血、脳出血など アタマの病気は恐い?

 脳腫瘍、くも膜下出血、脳出血など、アタマの病気は恐い。という印象をお持ちの方は多いのではないでしょうか。近年は、脳の深部病変の手術、高齢者や他臓器合併症を持つ患者さんの手術さえも可能です。当科では、脳神経外科疾患一般は勿論のこと、難しい疾患も精密な診療機器、高度な診療技術、他科とのチームワークを保ち、先端的な診療を行っております。脳腫瘍治療は、最低限の侵襲で、最大量の摘出を目指し、正常脳機能を温存する腫瘍摘出手術を行い、その後は特殊な免疫組織診断を参考に、高気圧・放射線治療、計画的化学療法等、個人の腫瘍に合ったテイラーメイド方式で治療を行っています。また、最進治療の腫瘍ワクチンの実用化に向けて準備もしております。脳血管障害では、脳卒中の外科的手術の他に、最近話題の脳血管内手術も数多く行っています。この方法では脳動脈瘤の瘤にコイル状のプラチナ性の金属を詰めて、破裂を防いだり、破裂している穴を塞ぐことができます。脳外科手術写真また、血管の狭くなった部分(血管狭窄)に細いカテーテルについた風船を膨らませることによって血管径を拡張させたり、脳梗塞では血管閉塞部を開いたり、ステントという形状記憶合金を留置して血管の再狭窄を防ぐ治療も行っています。これらの治療には脳神経血管内治療学会の指導医、専門医でなければリスクが高くなります。その他にも、私達が力を入れているのが、脊髄外科です。手術が安全に行えるように、脊髄にモニターを設置し、顕微鏡下で手術を行っています。
 私達は、患者さんや家族の視点に立った医療を目標とし、ともにさまざまな疾患と戦うべく、努力を続けていきたいと思っております。頭痛、シビレ、肩こり、物忘れ、めまい、耳鳴りなどで困っておられたら、遠慮なく御相談下さい。
(金城 尚子、吉井 與志彦)
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