今年の動向

 琉球大学医学部・附属病院における今年の動向の主な事項は、@大学院医学研究科博士課程感染制御医科学専攻(独立専攻)の設置、A同研究科一般専攻の改組、B医学科の大講座制への移行、C保健学科の改組、Dリハビリテーション部の設置、E医療情報システムの新設等が予定され対応を具体化しております。
国立大学医学部・附属病院を取り巻く状況はさらに厳しいものがあり、平成16年度の国立大学法人化へ向け、将来構想に基づく中期目標・計画の策定や附属病院のマネージメント改革等を具体的に進めていく必要があります。職員一同は日常の管理運営業務の改善・改革を進めながら事務を行っていきます。

(総務課)


(日)医療費の自己負担割合の変更

 平成14年7月に健康保険法が改正され、昨年10月から70歳以上の方の自己負担割合が変更されたところですが、さらに平成15年4月1日より、70歳未満の方については、入院と外来診療分とも自己負担割合が3割に統一(変更)となります(ただし、3歳未満は2割)。これにともない、外来診療の薬剤一部負担は廃止されます。

(月)相談窓口

 先般、医療法が一部改正され、特定機能病院については安全管理を行う部門の設置に加え、平成15年4月から患者様等からの苦情と相談に適切に応じる体制を確保するために相談窓口を常設することが義務づけられました。現在、関係部署と連携をとりながら、設置場所、配置人員、規約等について、検討を進めております。

(火)大学病院などの包括評価制度

 厚生労働省は、大学病院などの特定機能病院を対象に平成15年4月から入院医療の包括評価制度を導入する予定で検討が進められております。包括評価制度は、現在の検査・手術・看護などの医療行為を個々に評価する制度と違い、診断群分類(主たる病名)に応じた入院患者様1人1日当たりの包括評価を原則とした支払方式です。この制度が成立すると、診療報酬の支払い方法が出来高払いから包括払いに切り替えられることになります(詳細は未定)。

(医事課)

・医療保険制度を通じた負担割合の統一
  平14年10月〜平15年3月
平14年10月〜平15年3月
1割 一定以上
所得者 2割
健保被保険者2割 国保 3割
健保被扶養者
外来3割
入院2割
2割  
1割 一定以上
所得者 2割
健保被保険者2割 国保 3割
健保被扶養者
外来3割
入院2割
2割  

70歳以上

 

3歳以上
70歳未満


外来薬剤
一部負担金
(6歳以上)
3歳未満  


●平成15年も1月18日(土)、19日(日)から全国一斉の大学入試センター試験が実施され、学務課では「入学者選抜試験」、「卒業式」、「入学式」と行事が目白押し、まさに「学務課シーズン」を迎えることになります。そこで今後のスケジュールをいくつか紹介します。

1月24日
(金)
大学院医学研究科(博士課程)
    第2次募集試験・論博外国語試験
2月7日
(金)
保健学科推薦入学試験
2月25日
(火)
個別学力検査(前期日程・私費外国人)
2月26日
(水)
大学院保健学科帰国子女特別選抜試験
2月27日
(木)
大学院保健学研究科(修士課程)
    第2次募集入学者選抜試験
3月12日
(水)
個別学力検査(後期日程・医学科)
3月13日
(木)
個別学力検査(後期日程・保健学科)
3月24日
(月)
卒業式
4月4日
(金)
入学式
4月10日
(木)
大学院医学研究科(博士課程)
    感染制御医科学専攻入学者選抜試験

 なお、大学入試センター試験については、県内で6,436人の受験者があり琉球大学では3,824人を担当し、そのうち医学部で担当する那覇高等学校試験場では920人の受験者があります。本試験は医学部教職員の皆様の協力を得て実施されています。

(学務課)


 

琉球大学医学部附属病院で今年開催する主な会議

(1)平成15年5月29日(木)〜30日(金)
第50回全国国立大学病院検査部会議

(2)平成15年6月12日(木)
平成15年度国立医科大学(医学部)長懇談会


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