経営企画室の設置について
今年の夏は殊の外厳しい暑さでありましたが、ようやくここ沖縄にも秋の気配がしてきました。
さて、国立大学独立行政法人化の方向が示される中にあって、大学附属病院がどのような運営形態、経営状態を求められるかはなおはっきりしていませんが、平成15年度の独法化との情報もあり、このことへの対応には急を要します。とくに、大学附属病院には、安全管理と並んで経営改善合理化が強く求められており、その行政監査に基づく勧告の中で、「経営管理の推進」、「経営の合理化・効率化の推進」、「医療関係業務の改善」、「患者サービス等の充実」の4項目の多岐に亘って改善勧告がなされています。
当院はこれまで、同規模の大学附属病院に比較し、なお経営努力が足りません。このことは、毎月の診療報告に示されているとおりであります。そこで、上述の厳しい背景を踏まえて、この度、専門的に経営分析を行い、病院経営改善合理化のためにこれを院内各部署に有機的に反映させ、経営合理化を推進する組織として、経営企画室を設置しました。
室長(病院長補佐)、室長補佐(専任の経営分析専門員)、専任の診療報酬担当分析官、専任の事務処理担当事務官を中心に担当事務を一本化しました。医療情報部からの全面的参加・支援も必要です。当院の経営には、その改善に向けた抜本的な改革が必須であり、今後、いろいろな点で各部署に各論的に、具体的に協力をお願いすることが多くなると思われます。
我が病院が、独法化の荒波、荒治療に打ち勝って、健全な運営、経営のもとに存続できるように、職員一同のみなさんには、それぞれの意識改革のもとに、よろしくご協力をお願いいたします。
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