認定看護師誕生

  日本看護協会は、特定の看護分野において熟練した看護技術と知識を用いて、水準の高い看護実践のできる認定看護師を社会に送り出しています。

 看護現場における看護ケアの広がりと質の向上を目的に、認定看護師制度を発足させ、平成8年10月より、看護教育・研究センター内に認定看護師教育課程を設置し、看護研修コースを開講しています。 当初、「救急看護」「創傷・オストミー・失禁(WOC)」の2コースからスタートした認定看護師コースも現在では「重症集中ケア」「ホスピスケア」「感染管理」が追加されています。各コースとも受講期間は6ヶ月間で150単位 ・810時間のカリキュラムとなっています。

 平成11年度までに受講し、5月の「認定試験」にみごと合格し、今後の活躍が大いに期待されている2人を紹介します。

【重症集中ケア認定看護師】
石川 章子
7階東病棟 看護婦長 昭和54年、神奈川県立看護教育大学専門看護学科のICU・CCU課程に入学のため一時退職するが、同課程終了後琉大病院に復職し、ICU2床を有する外科病棟に配属される。昭和59年新病院移転と共にICU・CCU開設スタッフとして、培ってきた知識を患者ケアに実践するとともに、看護学校での講義等、率先して後輩指導に当たっております。 平成11年6月、認定看護師認定試験受験のため2週間の補修講義を受け、今年5月認定試験を受験し合格しました。

【創傷・オストミー・失禁(WOC)認定看護師】
平良 智恵美
外来 副看護婦長 平成4年、琉大病院第一外科病棟に配属されたのを機に、消化器疾患におけるストーマ、瘻孔、創傷ケアに携わるとともに、積極的に研修会へ参加しました。平成9年、7階西病棟にストーマ外来開設の折には、責任者として患者様への指導教育はもちろん、率先して病棟看護婦の指導に当たりました。又、今年4月、配置換え後は、外科外来でストーマ外来を行うとともに、コンサルテーションによる病棟の患者・看護婦指導も精力的に実施しています。 平成11年6月〜12月(6ヶ月間)、日本看護協会 看護研修学校 認定看護師教育課程を終了後、聖路加国際病院にて実技研修を終了しました。平成12年5月認定試験を受験し、合格しました。

(看護部)

 

(石川 章子)

(平良 智恵美)


ふれあい看護体験

 患者様との交流を通し「看護のこころ」を育てようと、例年5月12日看護の日に実施しております「ふれあい看護体験」を今年度は、夏休み最初の週7月25日から7月28日の4日間、開催致しました。参加校は、首里東高校、メセナ予備校、西原高校、真和志高校高校の4校の生徒39名で、それぞれ2日間、保健学科実習室での基礎看護技術実習、病院での心肺蘇生術実習、各病棟での看護体験をする事が出来ました。

 看護部では、体験を通して、今後のボランテイア活動や、家庭で介護をする際、その技術を生かしてほしいとの思いで、このスケジュールを計画しました。「少しつらかったけど大変有意義だった」、という感想をはじめとして、体験終了後の感想文には、看護婦さんと入浴の介助を体験し患者様から「ありがとうねェ」と言われ自分も役に立つ事が出来、2日間の疲れが吹っ飛んだ事や、患者様が楽になるように工夫や努力している看護婦さんがかっこよく見え、看護婦になろうと決心した事、また、人工呼吸、心臓マッサージを先生からよく分かるように訓練してもらい自分でも「できる」ということがわかった。体の不自由な方の車椅子移動は思いの外難しかった。など感性豊かな感想を多く残し夏休みのふれあい看護体験は終了いたしました。

 毎回協力頂いています総務課庶務係、医事課、薬剤部、今回ふれあい看護体験の主旨に賛同し、ご協力頂きました麻酔科と保健学科の先生方へ深く感謝いたします。

(看護部)




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