新教授紹介
小児科 太田孝男


 
 平成10年4月に熊本大学医学部小児科より琉球大学医学部小児科に赴任してきました。

 沖縄に来たのは初めてではなく、学生時代(20数年前ですが)ヒッチハイクで本島、石垣島、伊是名島を3週間ぐらいかけて回ったのが最初です。鹿児島から船で24時間かけて来たのですが、朝、船の甲板からみた沖縄の海の綺麗さに感激した事は鮮明に記憶に残っています。

 出身は熊本市で小学から大学までずっと熊本市で県外での生活経験は医学部卒業後の研修医時代に7ヶ月間大分県別府市と宮崎県都城市の病院に勤務しただけです。
 
 沖縄には定年までいれば16年間生活する事になりますので第2の故郷になる様に努力していきたいと考えています。

 私の小児科での専門分野は最近増加しつつある、子供の肥満・高脂血症・糖尿病・高血圧といった子供の生活習慣病です。沖縄県は長寿県だと言われていますが、子供を含めた若い人の食生活を見ていますと長寿県の維持は風前の灯火に思えます。

 琉球大学小児科では今後、生活習慣病の早期発見、将来生活習慣病の合併症として起こる虚血性心疾患の発症予防に力を入れていきます。更に、小児科教室をあげて沖縄の子供達の健康を守るため診療・教育・研究に全力を尽くしていくつもりです。

 お子様の健康についてお悩みの事があればいつでも琉球大学医学部小児科までご連絡ください。お力になれると思います。
 


琉大病院、医療訴訟講演会の開催

 琉球大学医学部附属病院では、このほど医療事故防止の一環として、斯界の権威与世田兼稔弁護士を招いて医療訴訟講演会を開催した。同病院では、ヒヤリ・ハットなど、医療事故に対する情報交換を行っているが、この日は小椋病院長、山口看護部長をはじめ医師、看護婦、薬剤師、放射線技師、事務職員等約1000人が参加し、沖縄県における医事行為についての認識を新たにした。附属病院職員が一体となり、医療事故防止に務めつつ日常業務に従事することが期待される。




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