「ふれあい看護体験」に高校生参加

 看護週間2日目の5月11日に各病棟において「ふれあい看護体験」を実施致しました。今年は看護体験に
関心のある高校生を対象に募集を行い、首里東高校、西原高校、メセナ予備校の学生計25名が参加いたしました。

 直接患者様とのふれあいを通して、看護することや命について理解と関心を深める機会を提供し、「看護の心」を体験していただくことが目的です。

 男子高校生3名を含め緊張しながらも楽しく病棟での看護体験をしていただきましたが、体験終了後次ぎのような感想文をいただきました。

 感受性豊かな感想文です。患者様も孫のような気持ちで学生を受け入れて下さり、いつもと違った病棟の雰囲気でした。私たち看護婦も若い感性に多くのことを学ぶ事ができ、有意義な「ふれあい看護体験」の一日が終りました。

−感想文−

○病院ではお医者さんと、看護婦さんしかいないと思っていたが、いろいろな人がいてそれぞれの仕事があり、
 一つの病院ができていることがわかった。

○一番印象に残ったことは新生児に接するまえに手洗い、うがい、鼻の穴まで消毒することにびっくりしまし 
 た。衛生面に気をつけていることがよくわかりました。

○家族の方の献身的な介護にも考えさせられる事があった。家族の方が「看護婦さんて大変だけどすばらしい
 仕事よね」と言ったことが印象に残っている。患者さんのために心をくだき、一生懸命の姿はすばらしく将  来、私もこんな看護婦になりたいと思った。

○AIDSとHIVのちがいがわかった。

○AIDSの講義を聞いて、もう日本も安心ではないと思った。先生の話は面白く、第一線にいる先生の話な
 ので本当に納得できました。

○耳の聞こえない患者さん、言葉を話す事ができない患者さんのお世話をしましたがとても大変でした。そこ
 で私が看護婦さんから学んだことは、患者さんとおなじ目線となるように腰をおろして話しをする。患者さ
 んが不安にならないようにコミュニケーションをとる事でした。立ちっぱなしで疲れるだろうなと思いまし
 たが、看護婦になりたいと思う気持ちが強くなりました。

○患者さんをお風呂に入れてどちらも恥ずかしかった。

○患者さんをお風呂に入れたことが印象に残っています。
 看護がどういうものかははっきり解りませんが、大事な
 事は患者さんの事を他人事ではなく自分の事のように考
 え大切に思うことだと思った。短い時間でしたが、患者
 さんと接し、人をいたわる心が芽生えたと思う。

○小児科で印象に残った事は、お母さん方が笑顔を絶やさ
 ずにニコニコしていてとても母は強いなあと思った。

○看護体験をして看護婦はどんな患者さんにも平等に接す
 る大きな心を持ち、体力だけでなく精神力も必要とされ
 る仕事なんだと改めて知った。

○私は4歳の時から看護婦さんに憧れていましたので、こ
 の日を楽しみにしていました。頑張って看護婦になりた
 いと思います。

 
ふれあい看護体験



写真・作品展示会−看護週間−

 病院玄関ロビーでの展示は新設された「総合診療部門」
「周産母子センター」や「救急部」について写真などを使
っての紹介、チェンマイ大学との看護部の交流についての
写真展示でした。看護職員の子供達による絵や作文の展示
は働くお母さんの様子がよく表現されておりほほえまし
く、大好評でした。院内職員による書道やさわやかな生花
は患者様の心をなごませ、例年になくロビーは華やかな雰
囲気に包まれていました。

                          
                          
                          
                       


写真・作品展示会



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