平成11年6月15日

     University of the Ryukyus University Hospital          

琉大病院 HOTLINE 第5号

琉球大学医学部附属病院の患者様・職員のための情報誌



病院長補佐が誕生

 病院長の職務を補佐するために、当院では病院長補佐3人以内を置くことができるという制度を取り入れま
した。その最初の1人として山口幸子看護部長が指名され、5月の病院運営委員会で報告され、6月1日付で
琉球大学森田孟進学長から辞令が交付されました。複雑・多様化する病院運営、病院改革など直面する諸問題
を解決するために、病院長補佐の果たす役割が期待されております。



看護の心をみんなの心に −看護週間−

 毎年6月12日を看護の日とし、この日を中心にして1週間を看護週間としております。今年度の看護週間
の行事が終りましたので紹介いたします。

 看護週間とは、21世紀の高齢化社会を支えていくためには看護の心、ケアの心、助け合いの心を広く国民
が分かち合うことが必要であるとの主旨で、厚生省は平成2年12月,「5月12日」を看護の日に制定いた
しました。

 ではなぜ5月12日が看護の日になったのでしょうか。それは近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲ
ール(1820〜1910)の誕生日なのです。
 国際看護協会は5月12日を「国際看護の日」と定めております。フローレンス・ナイチンゲールのクリミヤ戦争での活躍はよく知られた話ですがその他、看護学校の設立や、病院建設、病院管理に関する専門書「病院覚え書き」「看護覚え書き」「看護婦の訓練と病人の看護」等の著書を著し、近代看護の先駆的な働きをされております。ナイチンゲールの説いた「患者の自然治癒力を促すための看護のかかわり」の大切さは、現代の看護に至るまで受け継がれております。

 琉大病院では、第7回目の看護週間・看護の日を迎え看護の心をみんなの心へ」のメインテーマで「ふれあい看護体験」「講演会」「玄関ロビーでの展示」を病院各部門の方々の協力を得て無事終了する事が出来ました。ご協力いただきました皆様方に深く感謝いたします。 

                    (看護部)


ふれあい看護体験参加者と御世話した看護部職員



講演会−看護週間−

 「尿失禁の予防と対策」について講演会を5月13日に実施しました。地域の方々や尿失禁の予防と対策に
興味のある患者様等、約40名の皆様にご参加いただきました。

 講演内容は5階東病棟州鎌婦長による「尿失禁患者へのカウンセリング」、10階西病棟備瀬婦長による
「女性の尿失禁」、最後に保健学科基礎看護学教室の大湾先生による「一人で悩んでいませんか?尿失禁ケア
ー用品」の各テーマでした。

 尿失禁のケアー用品を手にとって見てもらいながらの説明や、骨盤底筋体操の実技も取り入れ、分かり易く
ユーモアあふれる講演に活発な質疑応答もあり会場は盛り上がりました。

 参加された皆様からは「家族や親戚のためにとても役に立ち勉強になりました」「新しい知識が身にしみて
いくようで大変よかった」との声もあり、来年も是非計画して下さいとのご要望をいただきました。




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